卵アレルギーとは
アレルギー特定原材料の主要品目の1つが卵、鶏卵です。
乳幼児の中でアレルギーがもっとも多いのが卵。
卵にはご存知のように卵黄と卵白がありますが、特に卵白でアレルギー反応を示す子どもが多いそうです。
卵アレルギーの症状
アレルギーの症状は、発疹と嘔吐、腹痛、せきや呼吸困難を引き起こします。
大きく分けると5つの症状に分類されます。
重度のアナフィラキシーを起こす可能性もあります。
卵アレルギーの5つの症状
分類 | 症状 |
---|---|
皮膚 | 蕁麻疹、発疹、かゆみ |
呼吸器 | 息苦しさ、せき |
消化器 | 嘔吐、下痢、腹痛 |
粘膜 | 目、口の周りの腫れやかゆみなど |
全身 | ぐったりする、意識がもうろうとする、血圧低下 |
卵アレルギーの症状が出た時の対応
さきほどの症状が出た、疑わしい場合はすぐに救急で病院に行ってください。
必ずどこの病院が空いているのか時間帯、曜日、電話番号をひかえておいてください。
卵の離乳食の進め方
卵のアレルギーにはさきほど書いた通り卵黄と卵白があり、卵白の方がハードルが高いです。
なので進める順番は、
- 卵黄
- 卵白
になります。
まず卵黄、卵白を別々で用意するために、まず卵を茹でる必要があります。
ゆでると卵黄と卵白がはっきりと分かれるためかならず茹でてから分離してください。
卵黄、卵白をいつどれぐらい与えるのか
まず卵黄からで、耳かき1回分の量をおかゆ等にまぜてあたえます。
卵白は卵黄がクリアしたあとに行います。
卵黄が5〜6ヶ月目に少しずつ与えクリアできたら、7ヶ月目以降で卵白の茹でたものを少しずつ与えましょう。
卵の離乳食を開始する時期は?
離乳食を遅らせても、そのことで耐性がつきやすいなどの効果は、厚生労働省からの文面にありますが、科学的には効果無く、根拠も無いそうです。
ですので、遅すぎず、早すぎなく、できるだけ適切なタイミングで少しずつ食べさせることが重要です。
卵アレルギーは、もし赤ちゃんのころに発症しても、徐々にアレルギー耐性ができ、次第に大きくなって克服できるそうです。
卵が入っているお菓子は与えて大丈夫?
卵入りや、アレルギー特定原材料をのぞいた市販のお菓子がたくさんあります。
お菓子に記載のあるアレルギーや月齢をクリアしていたら問題ないのですが、まだ与えたことがないアレルギー特定原材料が含まれている場合はお菓子はおすすめできません。
たとえば月齢7ヶ月から食べさせられるボーロ。
パッケージの食品表示には、卵、小麦、牛乳と書いてあります。
もしこれを食べてアレルギー症状が出た場合、アレルギーの原因が3つ考えられるため特定が複雑になってきます。
【注意】赤ちゃんの離乳食で気をつけるアレルギー27品目はこれ! >
なので、アレルギーが心配される卵は、まず離乳食で卵黄をひとかけおかゆに混ぜて与えることからはじめてください。
お菓子に書いている卵殻カルシウムは卵アレルギーでも大丈夫?
赤ちゃん用のボーロやせんべいなどに、『卵殻カルシウム』と書いてある食品があります。
卵の殻には卵由来のたんぱく質が含まれています。
これは卵アレルギーがあるお子さんへはNGです、与えないでください。
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