大豆アレルギーとは
アレルギー特定原材料に準ずる20品目の1つが大豆です。
昔は卵や乳に続き3番目に多いアレルギーでしたので注意が必要です。
大豆が含まれる食べものって何?
大豆はたくさんの食べものに含まれています。
- 大豆、黒大豆(黒豆)、青大豆(枝豆)
- 豆もやし(大豆)
- 大豆の芽
- 豆乳
- 豆腐
- 厚揚げ
- 油揚げ・ゆば
- がんも
- おから
- 納豆
- きなこ
- 大豆由来の添加物などを使用した菓子、ドレッシングなど)
- カレー、シチューのルー
しょうゆは大丈夫?
大豆由来のものでも、しょうゆや味噌は比較的安全なようです。
しょうゆや味噌は、製造過程でアレルゲン性が低下します。
ただしアレルギー症状がある方は、しょうゆや味噌を食べる前に専門医に相談してください。
大豆アレルギーの症状
アレルギーの症状は、発疹と嘔吐、腹痛、せきや呼吸困難を引き起こします。
大きく分けると5つの症状に分類されます。
重度のアナフィラキシーを起こす可能性もあります。
そばアレルギーの5つの症状
分類 | 症状 |
---|---|
皮膚 | 蕁麻疹、発疹、かゆみ |
呼吸器 | 息苦しさ、せき |
消化器 | 嘔吐、下痢、腹痛 |
粘膜 | 目、口の周りの腫れやかゆみなど |
全身 | ぐったりする、意識がもうろうとする、血圧低下 |
大豆アレルギーの症状が出た時の対応
さきほどの症状が出た、疑わしい場合はすぐに救急で病院に行ってください。
必ずどこの病院が空いているのか時間帯、曜日、電話番号をひかえておいてください。
大豆の離乳食の進め方
大豆は重要なたんぱく質です。まず豆腐を与えます。
大豆はいつからどのように与えるか?
最初は豆腐をスプーン1すくいほど与えます。
数時間症状が出なければ、日を開けて量を少しずつ増やしていきましょう。
離乳食の時期としては7ヶ月目から。重湯や野菜など進められたら、次に豆腐や白身魚にどのたんぱく質を与えるようにします。
大豆は与えるのを遅過ぎず、早すぎない適切なタイミングがが良く、少しずつ食べさせることが重要です。
大豆アレルギーは、アレルギー耐性を強くしていくことができ、もしアレルギー反応があったとしても、小学校ぐらいの年齢になれば耐性ができるケースも多いようです。
大豆が入っている食品やお菓子は与えて大丈夫?
アレルギー特定原材料に準ずる大豆が含まれる市販のお菓子、食品は前にお伝えした通りたくさんあります。
お菓子や食品に記載のあるアレルギーや月齢をクリアしていたら問題ないのですが、まだ与えたことがない場合はおすすめできません。
表示が義務になっていないので注意
アレルギー特定原材料の7品目は食品に表示の義務がありますが、大豆など特定原材料に準ずるもの20品目は表示の義務はありません。
ですので市販の食品を購入する場合は、必ずストアのスタッフやメーカーに確認してください。
離乳食でアレルギー特定原材料に準ずるものを与える時は必ず1つずつにする
もしお菓子などに大豆、牛乳、卵などが含まれていて、アレルギー症状が出た場合、アレルギーの原因が3つ以上考えられるため特定が複雑になってきます。
必ず1回に1品にしてください。
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