ピーナッツ(落花生)の離乳食の進め方とアレルギー対策【実体験】

ピーナッツ(落花生)アレルギーとは

アレルギー特定原材料の主要品目の1つがピーナッツ(落花生)です。

卵や乳、小麦と同じくアレルギー症状が出やすい食品です。アメリカでは卵と牛乳と並び3大要因と言われているぐらいです。

アレルギー特定原材料のそばと同じく、アナフィラキシーや重篤になることが多く、注意が必要です。

アーモンドやカシューナッツ、くりなどは大丈夫?

ピーナッツは豆類であり、アーモンド、カシューナッツ、くり、くるみなどは木のみ類で別物になります。

ピーナッツにアレルギーがあったとしてもそれらは食べられます。ただし、どんなものでも最初は少量からはじめてください。

ピーナッツ(落花生)アレルギーの症状

アレルギーの症状は、発疹と嘔吐、腹痛、せきや呼吸困難を引き起こします。

大きく分けると5つの症状に分類されます。

重度のアナフィラキシーを起こす可能性もあります。

ピーナッツ(落花生)アレルギーの5つの症状

分類症状
皮膚蕁麻疹、発疹、かゆみ
呼吸器息苦しさ、せき
消化器嘔吐、下痢、腹痛
粘膜目、口の周りの腫れやかゆみなど
全身ぐったりする、意識がもうろうとする、血圧低下

ピーナッツ(落花生)アレルギーの症状が出た時の対応

さきほどの症状が出た、疑わしい場合はすぐに救急で病院に行ってください。

必ずどこの病院が空いているのか時間帯、曜日、電話番号をひかえておいてください。

ピーナッツの離乳食の進め方

ピーナッツ(落花生)は色々な食べものに含まれているので慎重にすすめる必要があります。

ピーナッツ(落花生)はさまざまなものに含まれている

ピーナッツバターや、カレーのルウなどに入っている場合があります。

アレルギー特定原材料なので、表示は食品に義務づけられています。

ピーナッツはどのように与えるか?

最初は少量ずつ、スプーン1杯弱を与えます。

うどんやそうめん、パンがゆなども同じ始め方です。

ピーナッツの離乳食を開始する時期は?

離乳食の開始は遅くで良く、1歳ぐらいからペースト状のものを少量与えはじめ、豆そのままで与えるのは3歳ぐらいからが良いとされています。

イギリスの研究でも、ピーナッツを与えるのが遅くなることでアレルギー反応が出やすいという結果もあるそうです。

遅すぎず、早すぎなく、できるだけ適切なタイミングで少しずつ食べさせることが重要です。

ピーナッツアレルギーは、もし赤ちゃんのころに発症しても、20〜25%ぐらいの確率で徐々にアレルギー耐性ができ克服できるケースがあるそうです。

ピーナッツが入っている食品やお菓子は与えて大丈夫?

アレルギー特定原材料をのぞいた市販のお菓子がたくさんあります。

お菓子や食品に記載のあるアレルギーや月齢をクリアしていたら問題ないのですが、まだ与えたことがないアレルギー特定原材料が含まれている場合はおすすめできません。

隠れピーナッツ食品

ピーナッツが含まれている食品は数多くあります。

  • 落花生オイルを使ったキャンディ
  • 焼き菓子
  • チョコレート
  • カレーのルー
  • ピーナツバター
  • ゴマだれ
  • 担々麺
  • チョコアイス
  • インスタントラーメン
  • 味のついた肉
  • チャーハンの焼き豚
  • 肉まん
  • あんまん
  • フライのソース
  • パスタソース
  • サラダ
  • サンドイッチ

アレルギー特定原材料は食品に表示の義務があるので必ず確認してください。

離乳食でアレルギー特定原材料を与える時は必ず1つずつにする

もしお菓子などにピーナッツ、小麦、牛乳、鶏卵が含まれていて、アレルギー症状が出た場合、アレルギーの原因が3つ考えられるため特定が複雑になってきます。

必ず1回に1品にしてください。

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