小麦アレルギーとは
アレルギー特定原材料の主要品目の1つが小麦です。
小麦自体やグルテンがアレルゲンとなります。
大麦やライ麦は大丈夫?
大麦、ライ麦ともに交差反応を起こす可能性があり、除去が必要な場合があります。
食べさせる前に医師に相談してください。
小麦アレルギーの症状
アレルギーの症状は、発疹と嘔吐、腹痛、せきや呼吸困難を引き起こします。
大きく分けると5つの症状に分類されます。
重度のアナフィラキシーを起こす可能性もあります。
小麦アレルギーの5つの症状
分類 | 症状 |
---|---|
皮膚 | 蕁麻疹、発疹、かゆみ |
呼吸器 | 息苦しさ、せき |
消化器 | 嘔吐、下痢、腹痛 |
粘膜 | 目、口の周りの腫れやかゆみなど |
全身 | ぐったりする、意識がもうろうとする、血圧低下 |
小麦アレルギーの症状が出た時の対応
さきほどの症状が出た、疑わしい場合はすぐに救急で病院に行ってください。
必ずどこの病院が空いているのか時間帯、曜日、電話番号をひかえておいてください。
小麦の離乳食の進め方
小麦は鶏卵や牛乳と同じく色々な食べものに含まれているので慎重にすすめる必要があります。
小麦はさまざまなものに含まれている
パン、うどん、麺、パスタ、揚げ物の粉、カレーやシチューなどのルゥ、洋菓子、和菓子、ケーキなど。
小麦はいつからどのように与えるか?
小麦も最初は少量ずつ、スプーン1杯弱を与えます。
うどんやそうめん、パンがゆなどです。
離乳食の開始は離乳食中期の7ヶ月、8ヶ月ぐらいが良さそうです。
小麦の離乳食を開始する時期は?
離乳食を遅らせても、そのことで耐性がつきやすいなどの効果は、厚生労働省からの文面にありますが、科学的には効果無く、根拠も無いそうです。
ですので、遅すぎず、早すぎなく、できるだけ適切なタイミングで少しずつ食べさせることが重要です。
小麦アレルギーは、牛乳や卵アレルギーと同じく、もし赤ちゃんのころに発症しても、徐々にアレルギー耐性ができ、次第に大きくなって克服できるケースが多いそうです。
小麦が入っている食品やお菓子は与えて大丈夫?
アレルギー特定原材料をのぞいた市販のお菓子がたくさんあります。
お菓子や食品に記載のあるアレルギーや月齢をクリアしていたら問題ないのですが、まだ与えたことがないアレルギー特定原材料が含まれている場合はおすすめできません。
小麦アレルギー症状が出てしまった場合は、グルテンフリーのものやお米の麺、アレルギー食品不使用のカレールゥで代替できるものもあります。
また、醤油や味噌などに小麦が入っているが、製造過程でアレルゲンがなくなるものがあります。
アレルギー特定原材料は食品に表示の義務があるので必ず確認してください。
離乳食でアレルギー特定原材料を与える時は必ず1つずつにする
もしお菓子などに小麦、牛乳、鶏卵が含まれていて、アレルギー症状が出た場合、アレルギーの原因が3つ考えられるため特定が複雑になってきます。
必ず1回に1品にしてください。
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