赤ちゃんの牛乳の離乳食の進め方とアレルギー対策【実体験】

牛乳アレルギーとは

アレルギー特定原材料の主要品目の1つが乳、牛乳です。

乳幼児の中でアレルギーで卵の次に多い。

牛乳に含まれるたんぱく質、カゼインが原因。カゼインは加熱してもアレルゲンは変化しにくい。

羊乳やヤギ乳は?

どちらも交差反応を起こす可能性があり、与えられません。

牛乳アレルギーの症状

アレルギーの症状は、発疹と嘔吐、腹痛、せきや呼吸困難を引き起こします。

大きく分けると4つの症状に分類されます。特に皮膚に症状が出るのが9割、消化器が3割とのこと。

重度のアナフィラキシーを起こす可能性もあります。

牛乳アレルギーの4つの症状

分類症状
皮膚蕁麻疹、発疹、かゆみ
呼吸器息苦しさ、せき
消化器嘔吐、下痢、腹痛
全身ぐったりする、意識がもうろうとする、血圧低下

牛乳アレルギーの症状が出た時の対応

さきほどの症状が出た、疑わしい場合はすぐに救急で病院に行ってください。

必ずどこの病院が空いているのか時間帯、曜日、電話番号をひかえておいてください。

牛乳の離乳食の進め方

牛乳は鶏卵に続いてアレルギー症状が出ることが多いこと、色々な食べものに含まれているので慎重にすすめる必要があります。

牛乳はいつからどのように与えるか?

まずは牛乳を飲み物としてではなく、何かに混ぜる、含まれている状態で与えます。

また牛乳のたんぱく質であるカゼインは加熱しても意味がなさそうですが、初期は加熱してから与える方が良さそうです。

例えばパンがゆやホワイトスープなど。

何かに混ぜる離乳食の開始は、離乳食中期の7ヶ月目ぐらいが良さそうです。

牛乳を飲み物として与えるのは1歳を過ぎてからが推奨されています。

牛乳の離乳食を開始する時期は?

離乳食を遅らせても、そのことで耐性がつきやすいなどの効果は、厚生労働省からの文面にありますが、科学的には効果無く、根拠も無いそうです。

ですので、遅すぎず、早すぎなく、できるだけ適切なタイミングで少しずつ食べさせることが重要です。

牛乳アレルギーは、卵アレルギーと同じく、もし赤ちゃんのころに発症しても、徐々にアレルギー耐性ができ、次第に大きくなって克服できるケースが多いそうです。

牛乳が入っているお菓子は与えて大丈夫?

アレルギー特定原材料をのぞいた市販のお菓子がたくさんあります。

お菓子に記載のあるアレルギーや月齢をクリアしていたら問題ないのですが、まだ与えたことがないアレルギー特定原材料が含まれている場合はお菓子はおすすめできません。

たとえば月齢7ヶ月から食べさせられるボーロ。

パッケージの食品表示には、卵、小麦、牛乳と書いてあります。

もしこれを食べてアレルギー症状が出た場合、アレルギーの原因が3つ考えられるため特定が複雑になってきます。

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