赤ちゃんの便秘に浣腸(かんちょう)は効果があるか?
赤ちゃんが便秘の際に、数日排便がない場合、かんちょうをすることがあります。
実体験からお伝えすると、効果はかなりあります。
家でかんちょうをしたり、病院やクリニックでしてもらったこともありますが、必ず排便されました。
ただ出すぎるので、使い方や頻度など赤ちゃんの身体の負担が心配になるぐらいなので、いつどのタイミングですべきか先に小児科の先生に相談してください。
綿棒と浣腸の使い分け
かんちょうは本当によく排便が期待できますし、即効性があります。
一方で腹部マッサージや綿棒は身体への負担が少ない分、即効性はありません。
使い分けとしては、私の場合、
- 排便が1~2日ない場合はまずマッサージや綿棒をためす
- 3日以上出ない場合はかんちょうをする
というように使い分けていました。
かんちょうをすると必ず出るので、綿棒で済みそうな日数であれば綿棒で刺激をはじめにする。それでも出なく日が空けばかんちょうをする。
そういった使い分けをしていました。小児科の先生にも相談してこのペースで落ち着きました。
浣腸を使い始めるタイミングは?
赤ちゃんの場合、月齢3ヶ月が基準になります。
赤ちゃんが3ヶ月に満たない場合
3ヶ月検診がまだの赤ちゃんの場合、事前にクリニックや病院の先生へ必ずみてもらって相談してください。
4ヶ月~の赤ちゃん、子どもの場合
自身でかんちょうを赤ちゃんへする前に、まず小児科医の先生へ相談してください。
相談した結果、病院やクリニックで専門の人からかんちょうをしてもらえますし、自宅で赤ちゃんへかんちょうする際のやり方やタイミング、コツも教えてもらえます。
浣腸はどこで売っている?
クリニックや病院でもらえる場合もありますが、医師から市販のイチジク浣腸をすすめられる場合があります。
私の場合、赤ちゃんの便秘がひどく、6ヶ月になるまで病院やクリニックに週1回は通っていました。
その際に専門の看護師さんからかんちょうをしてもらっていましたが、自宅でも4ヶ月になってからかんちょうをするようになりました。
使っていたのは医師にも確認し、イチジク浣腸を使っていました。『イチジク浣腸 10』=10gのものを市販で買っていました。
ご自身で購入する前に、一度は小児科医に相談してからにしてください。
浣腸をする準備とやり方
自身でかんちょうをする場合、必要な準備は、
浣腸をする前の準備、必要なものリスト
- イチジク浣腸など 10gを1つ ※使うのは半分です
- オリーブオイルやベビーオイルなど
- 替えのオムツ
- おしりふき ※かなり枚数必要です
- オムツ替えシート ※汚れて良いもの
- 排便処理の臭わない袋
オリーブオイルやベビーオイルは、かんちょうの先に塗ります。肛門への挿入をスムーズにするのと傷つけないようにする潤滑油です。綿棒も同じですね。
かんちょうをすると大量に排便されるので、いつものオムツ替え以上におしりふきを用意しておいてください。背中に流れたり、オムツ替えシートをはみだす場合もあるので。
浣腸のやり方
やり方は医師へ相談するのが確実です。
一般的なやり方としては、
- 浣腸の先に潤滑油をぬります
- 赤ちゃんの姿勢をオムツを替える時と同じように両足をつかみ、おしりと肛門が見える位置におきます ※オムツ替えシートと替えのオムツ、おしりふきを忘れずに!
- 赤ちゃんの肛門へ浣腸の先を1cmほど入れます
- 浣腸のチューブの部分をゆっくりと力をいれずに押して流し込みます
- 入れるスピードは半分の5gを2分ほどかけてゆっくりゆっくり
- 入れた後はしばらく待ちます
入れ終わってから5分以内に、排便がはじまります。
特に赤ちゃんの表情が排便時にかわります。いきむような声や表情になるので出るタイミングはわかるはずです。
4の手順で時間をかけすぎると、排便がはじまっているのに浣腸の液を注入することになるので排便の大惨事にもなるので注意してください。
【注意】
もし浣腸をしても排便がされない場合は、無理に続けずに、医師に相談するようにしてください。
浣腸の1回の量は?
自身でかんちょうを赤ちゃんへする場合、イチジク浣腸 10 の半分、5gを1回で使用しました。
半分の量ですが、充分に効果があります。
病院やクリニックでお願いする場合は、15gぐらい入れていたと記憶しています。専門の看護師さんが実施するのと、赤ちゃんの便秘の状況によるので量が多かったのかもしれません。※自宅で自己判断でその量はやらないでくださいね!
排便される量は、便秘になっていた日数に比例していると思います。
2日空いたら2日分、3日空いたら3日分ぐらい一気に出ます。
浣腸の副作用はある?
赤ちゃんによっては、副作用として発疹、嘔吐などがあるようです。
ですので、必ず医師に相談してから、医師の指導のもとにすすめてください。
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