最初に実体験からお伝えしたいのが、母乳でなくミルクでも子どもはしっかり育ちます。
母乳が困難な場合は無理しないでくださいね。本当に辛いですから。辛いと余計に母乳も出ませんし。
陥没乳頭とは
陥没乳頭(かんぼつにゅうとう)とは、乳首の出っ張りが無く乳輪よりへこんでいることを言います。
また、陥没していなくても、乳頭が少ししか出ていない状態を扁平乳頭(へんぺいにゅうとう)と言います。
乳頭の形状には他にも種類があります。
授乳する時のトラブルや難しさはそれぞれにより違います。
乳頭・乳房の形状の種類
乳頭と乳房、乳輪の関係から6つの種類があります。
その中でも特に授乳が大変になるのは
陥没乳頭と短・扁平乳頭。
上の図にもありますが、子どもからすると乳首が吸えないのでコツが必要です。
陥没乳頭でも授乳をするコツ
授乳のやり方は3つあります。
ラッチオンのコツとポジショニングを最適にする
ラッチオンは赤ちゃんがおっぱいを飲む時に乳首に吸い付くことを言います。
ポジショニングは授乳時の姿勢です。
具体的にどうするか紹介しますね。
まず乳輪と乳房を柔らかくする
母乳がパンパンにたまってしまうと、乳房は固くなります。なので、パンパンになりそうなら搾乳機などで出しておきます。
次に乳輪まわりをマッサージし柔らかくしておきます。
口と顎、下唇の位置が大事
次に実際に授乳にうつりますが、大事なことは3つです。
- 口が乳輪を覆い隠すようにしっかりカバーできるようにする
- 顎(あご)が乳房にしっかりとひっつくようにする
- 下くちびるが、ちゃんと外側にめくれているように※内側に入ってなければOK
がっぷりと乳首に口全体で吸い付くようなイメージです。
それを繰り返して、子どもが嫌がらずに吸い付く時間が長くなってくれば授乳できるようになります。
ただ、上手く吸い付けなくて、母乳も出ず、子どもも泣いていると本当に辛い。。
ストレスや精神的な負担がものすごいです。
上手くいかない場合は、次にご紹介する授乳補助の機器をつかってください。無理はしないでくださいね。
必ず母乳で育てなければいけない、なんてことはありません!
ゆっくりじっくり取り組みましょう。
搾乳機を使う
間接的にあげます。
搾乳機で自身であらかじめ母乳をとっておき、タイミングをみて子どもに与える方法です。
乳頭保護器(ニップルシールド)を使う
乳首や乳頭が陥没していても、自身の手で搾乳できるのであれば可能です。
シリコン製の擬似乳首が乳頭保護器です。
本来は授乳時に乳首が痛くなるのを防ぐためのものですが、乳首の代わりにもなります。
乳頭保護器とは?
シリコン製の疑似乳首です。
ソフトタイプ、ハードタイプなど色々な種類とサイズがあります。先が乳首のように出っ張っているのでそこから赤ちゃんが吸引することができます。
また乳首を保護しつつ、授乳もできるようにする保護器です。
乳首の上に被せて装着し、子どもが吸う時の痛みをやわらげ、乳首の形状を問わずスムーズに授乳できます。
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